冬場はエコキュートの不具合が急増?故障を疑った時はメーカーカスタマーサポートに相談!

これから本格的な冬を迎えることになりますが、寒い冬場になるととてもありがたい存在になってくれるのがエコキュートなどの給湯器です。給湯器にもガスをエネルギーとするものや、エコキュートのように電気でお湯を沸かすものなど、いくつかのタイプが存在しますが、どれを使っているにしても、蛇口さえひねればお湯を供給してくれる設備となりますので、寒い冬場には欠かせないアイテムとなるのです。

しかし、外気温が下がってしまう冬場というものは、給湯器をフル稼働させることになるため、蓄積したダメージで突然故障してしまう…なんてことも増えるのです。特に冬場にある給湯器の問題では、配管凍結など、本来は本体の故障とは無関係の不具合が存在するため、故障かどうかの判断が一般の方では非常に判断しづらいのも悩みの種になってしまいます。

エコキュートは、ガス給湯器などと比較しても、複雑な機構になっていることから長年使用したことによる不具合が生じることも少なくありません。突然給湯器が故障してしまった際には、パニックになってしまいどうすれば良いのか分からなくて困ってしまう…という方も多いことでしょう。そこでこの記事では、現在エコキュートの6大メーカーと言われている『パナソニック、三菱電機、コロナ、日立、ダイキン、東芝』について、それぞれの保証内容やカスタマーセンターの連絡先をご紹介しておきます。エコキュートに何らかの問題が生じたとしても、各メーカーのカスタマーサポートに問い合わせすることで、適切な対処法を教えてもらうことができるのです。

エコキュート主要6大メーカーの保証について

エコキュートは、世界で初めてコロナが開発した給湯システムです。一昔前の給湯器と言えば、ガスや灯油を燃料としたものが多かったのですが、エコキュートは電気でお湯を沸かすことができ、給湯の際に排出するCO2を削減できるなど、環境にも優しい給湯器として注目されました。また、電気をエネルギーとするということで、太陽光発電やオール電化などとも非常に相性が良いと言う点も注目され、これまで他の給湯システムを使用していた方がエコキュートに入れ替えすることが増えているのです。

エコキュートは、販売開始からまだ20年程度と、非常に新しい給湯システムなのですが、年々その人気は高くなっています。そのため現在では、日本の誇る大手家電メーカーなどが開発・販売を手掛けるようになっているのです。以下に、現在エコキュートの6大メーカーと呼ばれる企業の保証について簡単にご紹介しておきます。

パナソニックの保証

まずは家電の王様パナソニックです。パナソニック製エコキュートは、「ソーラーチャージ機能」など、とにかく省エネ性を高めるための機能が搭載されているのが特徴です。保証期間に関しては、通常の無償保証の他、5年、8年の有償保証を選択することができます。

保証期間について
本体無料保証期間:1年
冷媒回路無料保証期間:3年
タンク無料保証期間:5年
延長保証期間と料金:5年の場合10,476円
延長保証期間と料金:8年の場合23,333円

三菱電機の保証

次は三菱電機です。三菱製エコキュートは、独自のマイクロバブルを使った便利機能が有名です。例えば、お風呂の栓を抜けば自動で配管洗浄をしてくれる機能や、肌に潤いを与えてくれるマイクロバブル入浴、さらに残り湯の熱で節約できるホットりたーんなど、さまざまな機能が搭載されており、パナソニックに匹敵する人気を誇っています。

保証期間について
本体無料保証期間:2年
冷媒回路無料保証期間:3年
タンク無料保証期間:5年
延長保証期間と料金:5年の場合10,800円
延長保証期間と料金:8年の場合23,238円

ダイキンの保証

ダイキンは、空調システムの販売を行うメーカーとして有名ですが、エコキュートの開発も行っているのです。ダイキン製エコキュートの特徴としては、使用可能な入浴剤の種類が多く、「お風呂には入浴剤が欠かせない!」という方には非常に嬉しい機種が多い点です。また、三菱同様、マイクロバブル機能が搭載されていますので、お風呂好きの女性にもオススメです。

保証期間について
本体無料保証期間:1年
冷媒回路無料保証期間:3年
タンク無料保証期間:5年
延長保証期間と料金:10年で28,000円

東芝の保証

東芝製エコキュートと言えば、『銀イオンの湯』が有名です。銀イオンの湯は、二日目のお湯でも快適な入浴を実現するなど、給湯コスト削減が期待できると言われています。さらに、確かな性能を持っている割に、他メーカーよりも割安な本体価格設定になっているため、「できるだけ安い機種が欲しい」と考えている方には非常にオススメのメーカーと言えます。

保証期間について
本体無料保証期間:5年
冷媒回路無料保証期間:5年
タンク無料保証期間:5年
延長保証期間と料金:8年の場合18,095円
延長保証期間と料金:10年の場合28,381円

コロナの保証

上述したように、コロナは世界で初めてエコキュートの開発に成功したメーカーです。現在では、停電や地震など、万一の際にも対応できるような設計のエコキュートが開発されています。さらに、省エネ性能などに関しても、実は業界最高性能のエコキュートになっているなど、年々エコキュートメーカーとしての立場を上げてきています。

保証期間について
本体無料保証期間:2年
冷媒回路無料保証期間:3年
タンク無料保証期間:5年
延長保証期間と料金:5年の場合10,800円
延長保証期間と料金:8年の場合23,238円
延長保証期間と料金:10年の場合28,381円

日立の保証

最後は、家電メーカーとしても有名な日立です。日立のエコキュートは、水道直圧給湯を選ぶことができ、パワフルな水圧のシャワーを実現していることや、通常の2倍の速さでお風呂を貯めることができるなど、独自の機能が目立ちます。また最近では、ナイアガラタフネス機能が登場しており、ナイアガラタフネス搭載モデルは、高硬度水・井戸水でも使用できるという特徴があります。

保証期間について
本体無料保証期間:1年
冷媒回路無料保証期間:3年
タンク無料保証期間:5年
延長保証期間と料金:7年の場合23,381円
延長保証期間と料金:10年の場合23,381円
※ナイアガラタフネス搭載モデルはヒートポンプユニット、貯湯ユニットともに5年間の無償保証です。

エコキュート主要6大メーカーのカスタマーセンター

それでは、エコキュートの主要メーカーが用意しているカスタマーセンターの情報もご紹介しておきましょう。保証期間内での故障であれば、無償対応してもらうこともできますので、まずはメーカーのカスタマーサポートに相談してみましょう。

パナソニックのカスタマーセンター

パナソニック製エコキュートの故障対応は、パナソニックLSテクノサービス株式会社が行っています。

パナソニックLSテクノサービス株式会社
HP:https://panasonic.co.jp/ls/plsts/index.html
TEL:0120-878-709
受付時間:365日/9:00~18:00

三菱電機のカスタマーセンター

三菱電機には三菱電機修理受付センターというカスタマーセンターがあります。

三菱電機修理受付センター
HP:https://www.melsc.co.jp/support/
TEL:0120-56-8634

ダイキンのカスタマーセンター

ダイキンのエコキュートが故障した場合、24時間365日対応のカスタマーセンターが用意されています。

ダイキンコンタクトセンター
HP:https://www.daikincc.com/inquiry.html
TEL:0120-881-081

東芝のカスタマーセンター

東芝では、給湯器専用のカスタマーサポート「東芝電気給湯機ご相談センター」で故障対応を行っています。

東芝電気給湯機ご相談センター
HP:https://www.toshiba-carrier.co.jp/contact/index_j.htm
TEL:0120-1048-19
受付時間:24時間・年中無休

コロナのカスタマーセンター

コロナサービスセンターでエコキュートの修理受付を行っています。

コロナ サービスセンター
HP:https://www.corona.co.jp/support/service/index.html
TEL:0120-919-302
携帯電話・PHSの場合:0570-550-992
受付時間:365日・24時間受付

日立のカスタマーセンター

日立製エコキュートの故障は、以下のカスタマーセンターで修理受付を行っています。

日立家電エコーセンター
https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/inquiry/repair/housecall.html
TEL:0120-3121-68
携帯電話・PHSの場合:0570-0031-68(有料)
受付時間:9:00~18:00(月~土)
     9:00~17:00(日・祝日)

まとめ

今回は、家庭の給湯システムとしてエコキュートを利用している方のため、エコキュートの6大メーカーが用意している保証や、カスタマーセンター情報についてご紹介してきました。

エコキュートは、蛇口をひねるだけでお湯を供給してくれるシステムですので、冬場は非常に心強い住宅設備になってくれます。しかし、外気温が下がるなど、過酷な状況下で稼働することになりますので、蓄積した疲労が冬場に表面化してしまい、故障してしまうということも増えてしますのです。実際に、エコキュート激安革命でも、冬場になるとエコキュートの故障による買い替えのご相談が急増してしまいます。

皆さんに注意しておいてほしいことは、エコキュートが故障してしまうということは、一定期間お湯が使えなくなってしまう…ということです。もちろん、機種を特に選ばないというのであれば、即日の入れ替えも可能ではあるのですが、近年のエコキュートはメーカーによって搭載される機能が大幅に異なるのです。したがって、機種選びをする時間もなくエコキュートの入れ替えを行うと、後々「あっちの機種の方が良かった…」なんて後悔してしまうことになりかねません。

エコキュートのように、生活に密接に関係する設備については、耐用年数などから買い替えタイミングを見計らっておき、故障する前に入れ替えするのがオススメです。