おひさまエコキュートをわかりやすく解説!
エコキュートは、割安な深夜電力を使ってお湯を沸かす給湯器として普及してきました。しかし、おひさまエコキュートは、主に日中の太陽光発電の余剰電力を使ってお湯を沸かす新しいタイプのエコキュートです。
一般的なエコキュートとおひさまエコキュートは、どう違うのでしょうか。この記事では、おひさまエコキュートとは何か、特徴やメリットを詳しく解説します。
- ①おひさまエコキュートの特徴
- ▷おひさまエコキュートとは
- ▷従来型のエコキュートとの違い
- ②おひさまエコキュートのメリット
- ▷自家発電でお湯を沸かすので経済的
- ▷日中の暖かい大気熱で沸き上げ・放熱ロスを軽減し効率が良い
- ▷災害時にも貯湯タンクの水を使える
- ③おひさまエコキュートの注意点
- ▷おひさまエコキュートは、太陽光発電システムが必須
- ▷電力会社のプランが限られる
- ▷新商品のためラインナップが少ない
- ④おひさまエコキュートも「給湯省エネ事業 補助金」の対象
- ⑤卒FITを迎えたら、おひさまエコキュートがお勧め?
- ⑥まとめ
おひさまエコキュートの特徴
一般的なエコキュートは、太陽光発電システムと連携可能ですが、必須ではありません。あくまでも、太陽光発電システムは補助的な役割を果たし、電気代が割安な深夜料金の時間帯に沸き上げています。
これに対し、おひさまエコキュートは、太陽光発電システムとの連携を前提としたエコキュートです。ここではその特徴や従来型との違いについて解説します。
おひさまエコキュートとは
おひさまエコキュートは、2022年に発売された新しいタイプのエコキュートで、現在、ダイキン・パナソニック・三菱・コロナの4メーカーがリリースしており、太陽光発電の余剰電力を利用することで光熱費を抑えることができます。
太陽光発電と連携して活用することで、日中にお湯を沸かします。太陽光発電で生み出した電力を効率よく自家消費するため、電力会社が供給する火力発電由来の電力消費を抑えることで、CO2排出量の削減と給湯光熱費の節約を達成できるのです。
従来型のエコキュートとの違い
従来型のエコキュート、おひさまエコキュートともにヒートポンプを使ってお湯を沸かすという基本的な仕組みは同じです。しかし、太陽光発電システムを必須としている点とお湯を沸かす時間帯、電力会社と契約するプランに違いがあります。
おひさまエコキュートは太陽光発電の自家発電で生み出した電力の使用を前提としているため、必ず、太陽光発電をセットで組み合わせなければなりません。日中に余剰電力でお湯を沸かし上げるためには、少なくとも5kwh~6kwh以上の太陽光パネルの設置が必要です。単体での導入は不可となりますので注意しましょう。
お湯を沸かす時間帯について、従来型が夜間に割安な深夜電力を使ってお湯を沸かす夜間蓄熱型であるのに対し、おひさまエコキュートは太陽光の発電量の多い日中にお湯を沸かします。天候が悪い場合は契約している電力を利用して沸かします。
また、エコキュートを導入すると、それに適した電力プランに変更する必要があります。従来型は、夜間の電力料金が安くなる代わりに昼間の電力料金が高くなるプランを申し込むのが一般的です。一方、おひさまエコキュートの場合は、日中にお湯を沸かすため、夜間に安くなるプラン以外の電力料金プランを選択したほうが良いと言えます。
おひさまエコキュートのメリット
従来型のエコキュートとおひさまエコキュートには、いくつかの違いがあることがわかりました。
ここでは、従来型のエコキュートにはない3つのメリットについて解説します。
自家発電でお湯を沸かすので経済的
おひさまエコキュートは、太陽光発電の余剰電力を使って日中にお湯を沸かすという点が、最大の特徴です。日中、太陽光発電で十分に電力を発電する時間帯であれば、自家発電でお湯を沸かすため、光熱費を削減できます。
現在は、燃料の調達価格が上がり、電気代が高くなりやすい状況です。こうした状況をけ、2023年6月、大手電力会社7社は経済産業省に規制料金の値上げを申請しました。経済産業省もこれを認可しました。国による激変緩和措置などがあり、値上げの影響は最小限にとどまっていますが、今後の電力価格については不透明な状況であると言えます。
従来型のエコキュートの場合、深夜の安い時間帯に沸き上げを行うため、光熱費を抑えられますが、それでもある程度は、光熱費の高騰の影響を受けてしまいます。しかし、おひさまエコキュートであれば、自家発電した電力を使ってお湯を沸かすため、国際関係の悪化や円安の進行による電気代高騰の影響を受けにくいので、電気代高騰の影響をできる限り抑えたい人にとって有力な選択肢となることは、間違いありません。
日中の暖かい大気熱で沸き上げ・放熱ロスを軽減し効率が良い
従来型のエコキュートは、深夜にお湯を沸かすため、必然的に水温が低い状態からお湯を沸かす必要がありますが、おひさまエコキュートは、日中の暖かい大気熱を取り込むことに加え、給水温度も高いため、従来型よりも少ない電力でお湯を沸かすことが可能です。このことから、従来型と比較して、電力消費量を削減のメリットがあります。
日中にお湯を沸かして当日の夜に入浴などでお湯を使用するため、保温時間が短く、放熱ロスが少ないというメリットもあります。長時間お湯を保温する電力消費量を削減できます。
沸き上げるための電力と保温用の電力を節約できれば、ランニングコストを抑えることができます。つまり、おひさまエコキュートは、太陽光発電の余剰電力と共に日中の暖かい大気熱を利用してお湯を沸かし、短い保温時間で放熱ロスを抑えた、非常に効率の良い設備といえます。
災害時にも貯湯タンクの水を使える
エコキュートには大きなタンクが必要で、場所を取るというデメリットもありますが、災害時や断水時にはタンクに貯まったお湯を非常用水として利用できる点がメリットとなります。
太陽光発電設備が損傷していなければ、停電中でもエコキュートでお湯を沸かせるのも大きなメリットです。
機種によっては災害警報が発令されると、自動的に貯湯タンクを満タンにしたり、浴槽に水を張る災害対策機能も備えた製品もあります。タンクの水を使用できることで、飲用水を節約したり、衛生面を維持するのに必要な水を確保したりと、とても頼りになります。
おひさまエコキュートの注意点
おひさまエコキュートは、太陽光発電の余剰電力を使って、日中に運転することで、従来型のエコキュートよりも少ない光熱費で効率よく沸かし上げを行い、災害時でも水やお湯を利用できるなど、いくつかのメリットがあるとわかりました。しかし、注意すべき点もあります。ここでは、注意点を3つに分けて解説します。
おひさまエコキュートは、太陽光発電システムが必須
導入に関しては、もともと太陽光発電を設置していた家庭であれば、おひさまエコキュートを買い足すだけでOKです。おひさまエコキュートの価格は、従来型のエコキュートとそれほど変わらないので、ハードルは、それほど高くありません。
しかし、新たに太陽光発電システムを設置する方にとっては、費用の負担は大きいでしょう。
また、太陽光発電システムのメーカー選びや適した電気料金プランを調べる手間もあり、導入のハードルが高く感じられるかもしれません。
最終更新日:2024年11月21日
電力会社のプランが限られる
おひさまエコキュートに対応できるお得な電力会社のプランが限られてしまいます。お住いの地域の電力会社に問い合わせ、お得なプランを扱っているか確認したほうが良いでしょう。今後おひさまエコキュートの普及により、電力会社の料金プランも増えることが期待されます。
新商品のためラインナップが少ない
おひさまエコキュートはラインナップが多くありません。現在、ダイキン、パナソニック、三菱、コロナの4社から、370Lと460Lの角型タンクが販売されています。
合計8機種しかないため、欲しい機能が付いていなかったり、貯湯タンクの容量が家族人数に合っていなかったりということがあるかもしれません。また、おひさまエコキュートのラインナップには、薄型タンクがありません。設置スペースの問題で、薄型タンクしか設置できないという場合には、購入が難しくなります。
今後、普及が進めば薄型タンクも登場するかもしれません。期待して待ちましょう。
おひさまエコキュートも「給湯省エネ事業 補助金」の対象
経済産業省はヒートポンプ型給湯器や家庭用燃料電池(エネファーム)、ハイブリッド給湯器などの高効率給湯器の普及を図るため、「給湯省エネ事業」を行っています。
おひさまエコキュートも対象となる機器の一つで、補助金が給付されます。補助金対象となるのは、省エネ基準をクリアした機種ですが、おひさまエコキュートは、その省エネ性と効率の良さから、基準をクリアしていなくても補助金交付の対象となります。
国の補助金に関しては、こちらの記事をご参照ください。
2024年最新版!国のエコキュート補助金(給湯省エネ事業)を紹介
卒FITを迎えたら、おひさまエコキュートがお勧め?
“自宅に太陽光発電を自己消費(10kwh未満)で設置している場合、卒FIT(10年の買取期間が終了)したお宅は、買取単価がかなり低くなっているはずです。従来型のエコキュートは、深夜電力が安いからという理由で、深夜に沸かし上げを行っていましたが、売電の買取単価が下がった場合は、安く売るよりも日中に余剰電力を使ってお湯の沸かし上げをしたほうがお得です。
こちらの記事もあわせてご参照ください。
卒FITを迎えたら!エコキュートを昼間に運転させるのがお得になる!?
ただし、太陽光発電の設置容量によって、おひさまエコキュートよりも従来型のエコキュートのお天気リンク機能(日中と深夜の良いとこ取り)のほうがお勧めの場合もありますので、購入をご検討される方は、エコキュート激安革命のスタッフまでお気軽にお問い合わせください。
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まとめ
今回は、おひさまエコキュートの特徴やメリット、注意点をご紹介しました。太陽光発電の余剰電力を使って、日中に沸かし上げをするため、光熱費の削減や二酸化炭素の排出削減、給湯効率の向上など、様々な効果が期待できます。
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