エコキュートのボコボコ異音は正常と修理必須のパターンの2つがある!
ボコボコ音の大半は正常運転音で、落ち着いて原因を見極めれば安全に使えます。理由はエコキュートは水と空気を循環させる仕組みのため、運転中に泡が発生しやすいからです。
深夜の沸き上げ運転や追い焚き開始直後に気泡が出ても、数分で止まれば問題ありません。
音の種類と続く時間を確認し、異常を感じたら早めに専門業者へ相談しましょう。
「正常なボコボコ音」と「修理が必要な異音」の違いを解説します。
エコキュートのボコボコ異音とは?基本の仕組みとよくある悩み
深夜にエコキュートから聞こえる「ボコボコ」という泡立つ音――寝静まった家の中で鳴り響くと、つい「故障かも」と不安が胸をよぎります。
でもご安心ください。ヒートポンプサイクルを用いたエコキュートは、冷媒(二酸化炭素)が圧縮・膨張を繰り返しながら水を温めるしくみです。
その過程で水と空気が激しく動くため、ある程度の音は生理現象のように必ず生まれます。
例えるなら、炭酸飲料を注いだときにコップの底から気泡が湧き上がるイメージ。音の正体が分かれば、夜中にびくっと飛び起きる回数がぐっと減りますよ。

「ボコボコ」という音が起きるメカニズム
エコキュートのボコボコ音は、水路に混じった空気が急激に圧力を受け、気泡として破裂する音です。
大きく分けるとヒートポンプ内の膨張弁を通過する冷媒の気化音、貯湯タンクに補給される水の流入音、そして循環ポンプが作動するときの水衝突音が重なり合って聞こえます。
専門用語にすると「キャビテーション」とも呼ばれ、ポンプ羽根車付近で微細な泡が発生しては消える現象です。
ボコボコ音の正体は「気泡の破裂」と「流速変化」で、装置の心臓部が正常に働くほどよく聞こえる傾向があります。
異音が気になるシチュエーションと検索ニーズ
ユーザーが「エコキュート ボコボコ 異音」で検索するときは、主に夜間の静けさの中で突然大きな音がして驚くケース、入浴中に追い焚き口から気泡が止まらないケース、そして近所迷惑を心配するケースが上位を占めます。
また電力会社の深夜料金プランと連動しているため、音が「決まって夜中」に起こることに疑問を抱く人が多いのも特徴です。
正常運転で発生するボコボコ音のケース
ここでは「音はするけれど故障ではない」代表的な5つのケースを紹介します。
正常運転音を理解すれば、装置の「健康診断」を自分の耳でできるようになります。
沸き上げ運転中の水流音
深夜電力を活用した沸き上げ運転では、冷媒がコンプレッサーで高温高圧になり、水と激しく熱交換を行います。
このときタンク内部では温度差による強い対流が起こり、気泡が一気に立ち上がるため「ボコボコ」と聞こえます。
貯湯タンクへの給水時に出る空気の破裂音
お湯をたくさん使った後、タンクは自動的に水を補給します。
この給水時に空気が水流に巻き込まれ、タンク内で圧力が下がった瞬間に泡が破裂してボコボコ音を生みます。
追い焚き開始時の配管内エア抜き音
浴槽の水を抜いてから再度お湯を張ると、配管内部に空気が残ります。
追い焚き開始時にポンプがこの空気を押し出すため、一時的に大きな気泡音が発生します。
凍結防止循環運転で発生する気泡音
冬場に夜間就寝中でも浴槽から音がするのは、マイナス気温で配管が凍らないよう残り湯を循環させる「凍結防止機能」が働いているからです。
ポンプの定期自動運転による水移動音
機種によっては配管内のスケール蓄積やエアかみを防ぐため、24時間ごとなどに短時間だけポンプを回す「自己メンテナンスモード」が搭載されています。
故障・トラブルを疑うべきボコボコ音のケース
次に紹介するのは「音が続く」「爆発のように響く」「金属が削れる感じがする」など、正常範囲を超えている可能性が高い症状です。
放置すると効率低下だけでなく漏電・漏水リスクも伴いますので、早めに対処しましょう。
追い焚き中に気泡が止まらない
追い焚き運転で5分以上気泡が出続ける場合、配管のどこかから空気が絶えず侵入している恐れがあります。
出続ける泡は「外からの空気混入サイン」。専門業者へ早めの相談を。
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爆発音やウォーターハンマーを伴う大音量
「ドーン」「バンッ」といった破裂音は、配管内の急激な水圧変動が原因で起こるウォーターハンマー現象です。
爆発音は水圧トラブルの赤信号。弁交換など専門的対応が必須です。
金属がこすれる異音や高周波音
甲高い擦過音やキーンという高周波は、循環ポンプの軸受け摩耗やインバータ基板の異常発振で発生することがあります。
金属音が混じる場合は「メカ摩耗・電子部品劣化」を疑い、早期点検を。
水漏れ・減圧弁作動と併発するボコボコ音
タンク周辺が濡れているのに加え、ボコボコ音が続く場合は減圧弁が作動し、逃がし配管からエアを吸入しているケースがあります。
水漏れ+異音は「減圧弁かシール破損」の可能性大。
ボコボコ異音がしたときのセルフチェック手順
異音がしたからといって即修理依頼ではなく、まずはユーザー自身でできるチェックを行いましょう。
正しい手順を踏めば、不要な出張費を抑えられます。ここでは「エラーコード確認」「配管外観点検」「入浴剤などの使用状況」を3段階で整理します。
操作パネルのエラーコード確認
最近のエコキュートは自己診断機能が優秀で、異常発生時には操作パネルにエラーコードを表示します。
配管まわりの目視点検ポイント
異音の発生源を探るには、配管の結露や漏れ、水染みなどを目視で確認するとヒントが得られます。
音の根は「目に見える場所」に隠れていることが多いです。
入浴剤・残り湯の使用状況の見直し
炭酸ガス系入浴剤や硫黄成分を含む薬剤は気泡発生を助長し、センサー誤動作の原因にもなります。
残り湯を長時間放置すると雑菌増殖→目詰まり→異音発生
異音対策は「水質管理」から。入浴剤の選び方と残り湯の扱いに注意しましょう。
自分で試せる応急処置とメンテナンス方法
セルフチェックで原因が特定できなくても、試してみる価値のある簡単な応急処置があります。
ここでは「エア抜き」「電源リセット」「配管洗浄」の3本柱を紹介。
追い焚き配管のエア抜き手順
追い焚き口から空気を抜くことで、連続するボコボコ音の大半は改善します。
- 浴槽を満水にしてから追い焚きボタンを3分作動
- 停止後に循環口から空気と水が勢いよく出るのを確認
- 2〜3回繰り返して気泡が止まれば完了
電源リセットで動作を再起動する方法
一時的な制御基板の誤動作は、電源リセットで回復することがあります。
- ブレーカーをオフ→5分待機→オンで再起動
- タンク内ヒーターが再認識し、エラーがリセット
- 基板リレーのチャタリングが解消され異音が収まる例も
電源リセットは「固まったスマホの再起動」と同じ。気軽に試せます。
取扱説明書に沿った配管洗浄
半年以上洗浄していない配管は、バイオフィルムや水垢が蓄積し、ポンプ負荷と異音を招きます。
- 市販の配管洗浄剤を浴槽に投入し、自動洗浄モードを起動
- 高温水と薬剤が循環し汚れを分解
- すすぎ運転で薬剤を完全排出し、雑菌臭も解消
定期洗浄は「歯みがき」と同じ習慣。
半年に一度は必ず行いましょう。
まとめ
ボコボコ音の多くは正常運転音ですが、長時間続く異音や爆発音は要注意。原因を見極め、セルフチェックと応急処置で解決できない場合は早めに専門業者へ相談しましょう。
安心・安全・快適なお湯ライフを守る鍵は「音への気づき」です。
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