エコキュートと電気温水器は別物!同じ電気エネルギーだけどエコキュートの方がオトク?

エコキュートの導入を考えた場合には、同じ電気エネルギーを利用した給湯器である『電気温水器』と「どちらを導入すればオトクなのか?』ということを迷ってしまう人が多いのではないでしょうか?近年、エコな給湯システムと呼ばれるものには、さまざまな製品が登場していますが、多くの場合、エコキュートとはエネルギー源が異なるガスを利用しています。電気とガスであれば、メリットが全く異なるため、特に迷わずにどちらか選べるものですが、利用するエネルギーが同じの『エコキュートと電気温水器』であれば、どちらが良いのか分からない…というのも良くわかります。
そもそも、エコキュートと電気温水器については、ただの別称扱いで、同じ給湯システムだと勘違いしている人も少なくないかもしれません。そこで本稿では、エコキュートと電気温水器のさまざま違いを分かりやすくご紹介しますので、ぜひ給湯器を選ぶ際の参考にしてみてください!

エコキュートと電気温水器の違いについて

それではまず、エコキュートと電気温水器を比べた場合のそれぞれの違いをまとめておきましょう。エコキュートは、電気を利用する給湯器の中でも、空気中に含まれている熱を吸収し、圧縮することで効率的に熱を高めるヒートポンプ技術を用いた給湯器全般の愛称です。このエコキュートは、お湯を沸かし、貯水タンクに貯め置いておき、それを使用するというものです。
また、電気温水器に関しては、電気で動くヒーターが内蔵された給湯機で、瞬間式と貯湯式などの種類があります。瞬間式は、その名前から分かるように、お湯が必要になった時に、瞬時にお湯を作るタイプで、貯め置きが必要ないので待機電力などもかかりません。貯湯式の場合は、電気ヒーターで温めたお湯を貯め置くタイプです。
それでは、このエコキュートと電気温水器にはどのような違いがあるのでしょうか?2つの給湯器の違いを大まかに紹介すると以下の3つがあげられます。

  • お湯の作り方が違う
  • 運用上の電気代(コスト)が違う
  • 必要な設置スペースが違う

それぞれの違いをもう少し詳しくみていきましょう。

お湯の作り方について

まずはエコキュートと電気温水器の根本的な違いについてです。エコキュートと電気温水器は、「電気を利用してお湯を作る!」という点は同じですが、『作り方』が異なるのです。

エコキュートヒートポンプユニットを利用して空気を取り込み、コンプレッサーの働きで空気を圧縮し効率よく温水を作る。
電気温水器電気を利用してヒーターを温める。水が貯蔵されているタンク内で、その熱を利用して温水を作る。

上記のように、電気温水器に関しては非常に単純な構造となっています。エコキュートは、複雑な機構を持っているため、効率よく温水を作ることができるのです。

運用上の電気代(コスト)について

次に、皆さんが最も気になる『電気代(コスト)』の違いについてです。この『電気代(コスト)』については、電気温水器に比べ、圧倒的にエコキュートの方がお得といわれています。
実は、エコキュートと電気温水器の電気代を比較した場合、機種などにもよって異なりますが、電気温水器を利用した場合、3倍程度のコストがかかってしまうと言われています。同じ電気エネルギーを利用した給湯器でも、近年エコキュートが選ばれるようになった理由は、「エコキュートの方が電気代を節約できる」というのが大きいのでしょう。

設置スペースについて

電気代に関しては、エコキュートの方がお得と聞けば、誰でもエコキュートを選択したいと思うかもしれませんね。しかし、設置スペースの問題でそうもいかないのです。
上述したように、エコキュートは、作ったお湯を貯水タンクに貯めておき、必要になった場合には、その貯水タンクから給湯されるというシステムとなっています。したがって、エコキュートを導入したいと考えた場合、必然的に貯水タンクを設置するスペースが必要になるのです。さらに、室外機なども設置しなければいけませんので、エコキュートはそれなりの設置スペースが必要になります。
電気温水器に関しては、『瞬間式』を選択することで、広い設置スペースも必要としません。さらに、『貯湯式』の場合でも、室外機などの設置がありませんので、省スペースでも設置可能です。電気温水器は、コスト面でエコキュートに劣るかもしれませんが、比較的場所を選ばず設置できるのが大きなメリットになるでしょう。

エコキュートと電気温水器、それぞれの特徴について


エコキュートと電気温水器は何が異なるかということは分かっていただけましたね。それでは、この2つの給湯器で迷った場合、自分に最適な給湯システムを選ぶために、それぞれの特徴をおさえておきましょう。

電気温水器の特徴

それではまず、電気温水器の特徴からご紹介します。上述したように、電気温水器は電気ヒーターを利用してお湯を作るという仕組みで、わかりやすい例をあげれば大きな電気ポットみたいなものです。ガスを利用しないため、火が出ることもありませんので、火災などのトラブルを引き起こす心配もないのがメリットとなります。それでは、電気温水器の特長を以下でもう少し詳しくご紹介します。

瞬間式と貯湯式の違い
電気温水器は、機能的に『瞬間式』『貯湯式』に分かれています。したがって、導入するタイプによって利便性も変わるので注意しましょう。瞬間式の場合は、必要なときに必要な量のお湯を瞬間的に作れるのが特徴です。最近では、高機能な電気温水器も登場しており、常に一定の温度を維持する追い炊き機能付きのものもあります。
貯湯式は、エコキュートと同様、お湯を貯め置いて利用します。したがって、夜間の電気代が安い時間帯にお湯を作るなどすればコスト削減も可能です。
設置に関する特徴
電気温水器は、屋外、屋内どちらかに設置することとなり、場合によっては機器を設置するため住宅の補強工事が必要になります。ただし、電気温水器本体のみの設置となりますので、そこまで大きなスペースは必要としません。
ランニングコストについて
ランニングコストについては、導入する電気温水器の機種によります。一般的な『消費電力5,400kWタイプ』の電気温水器の場合、1日2時間利用すると想定して、月額6000円程度の電気代がかかります。
※電気料金は、夜間12.16円/kWhで計算

エコキュートの特徴

次はエコキュートの特徴です。エコキュートは、大気中の熱を集め圧縮機へ運び、電気エネルギーを利用っしてCO2を圧縮、高温にします。そして、圧縮されたCO2は、水熱交換機へと運ばれ、貯湯タンク内に貯蔵されている水が暖められることでお湯を作るのです。上述した電気温水器と比較すると、非常に複雑な機構となっていますが、この仕組みにより効率的にお湯を作ることができるのです。
ちなみに、エコキュートが利用しているヒートポンプ機能は、エアコンの省エネ化も実現させた技術となり、この技術により少ない電気でお湯を作ることができるようになったのです。

さまざまな機能を持ったエコキュート
エコキュートは、家族構成や普段の生活習慣によって貯水タンクのサイズなどを変更します。さらに、「お湯はり」「保温」「たし湯」などを自動で行うフルオートタイプや、オートタイプ、給湯専用タイプなど、生活に必要な機能によって機種を選ぶことができるのも特徴です。最近では、日々のお湯の使用量をエコキュートが自動で判断し、AIによる焚き上げ量の調整を行うようなタイプも登場しています。こういった機能により、無駄なくお湯を作ることができるようになり、電気代の削減につながります。
設置に関する特徴
エコキュートは、室外機や貯水タンクを設置しなければならないため、電気温水器と比較するとかなりのスペースが必要となります。したがって、住宅によってはエコキュートを設置したくても設置が不可能…ということもあります。
なお、設置費用に関しても、さまざまな設置工事が必要になる分、電気温水器と比較してエコキュートの方が高額になります。
ランニングコストについて
エコキュートは、電気温水器と比較して、設置費用が高額になる分、ランニングコストは圧倒的に安くなると言われています。効率よく利用することを心がければ、ご家族の利用でも月2000円程度の電気代に抑えることができ、電気温水器の約1/3程度のコストで運用できるでしょう。
したがって、初期コストの高さは、ランニングコストで回収することができますので、中長期的にみると断然エコキュートの方がお得になると言えます。

まとめ

今回は、エコな給湯システムとして人気のエコキュートと電気温水器の違いをご紹介してきました。この2つの給湯システムに関しては、両方とも電気エネルギーを利用するもののため、給湯器の買い替えや入替の際には、どちらを選べばお得になるのか?と迷ってしまう人が少なくありません。
本稿でご紹介したように、この2つの給湯器は、根本的な仕組みが異なりますので、得られるメリットと言うものもやはり違います。日々のランニングコストをできるだけ安く済ませたいと考えている人であれば、基本的にエコキュートを導入しておけば間違いがないと思います。ただし、エコキュートに関しては、貯水タンクや室外機の設置が必要になるため、それなりの設置スペースを用意しなければいけません。そのため、エコキュートを導入したいと思ったとしても、スペースの関係でどうしても設置できない…ということがあるのを覚えておきましょう。
現在お住いの建物に、エコキュートの導入ができるか?という不安がある方は、ぜひお気軽に『エコキュート激安革命』にご連絡ください。エコキュート激安革命では、現地調査の段階から経験豊富な職人がお伺いいたしますので、お客様のご要望やご予算に最適な機器の選別からご提案させていただきます!

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